セミの合唱が本格的に聞こえる季節となりました。
今回はユニットフロアの壁飾り作製の様子を紹介します。
最初に、利用者様と一緒に、どうしたら季節を感じる事ができるか、壁飾りのテーマを考えます。春~初夏にかけては「藤」を、梅雨時期に合わせて「あじさい」をつくることに決めました。
藤の花は、お花紙を使用したものと、折り紙を輪にしたものの二種類作製しました。お花紙の藤の花は、上から吊るすように飾り、空調の風でゆらゆらと揺れており、涼しげで利用者様からの評判も上々です。折り紙を輪にした藤の花は、紫と薄紫を交互に繋げたり、途中に白を混ぜたりと、利用者様の好みで繋げていき、季節を感じられる作品になりました。
あじさいは、お花紙を数枚にまとめる係、じゃばら折りにして止める係、花びらを開く係、何組かに分かれて作業をすすめました。紫やピンク、青、水色を混ぜたり、一色で作ったりと個性豊かなあじさいの花がたくさんできました。「開くのがなかなか難しくて」「次はピンクを入れてみようかしら」等、利用者様同士の会話も弾み、会話も作業も楽しみながらレクリエーションとして行っていきました。出来上がったあじさいの花を「自分の部屋に持ち帰りたい」とおっしゃる方もいて、スタッフ共々楽しみながら行う事ができました。壁に飾ると、いろいろな色のあじさいの花が咲き、とても華やかで、ジメジメとした気分が晴れやかになりました。
まだまだ暑い日が続きそうです。体調を崩しやすくなりますので、室温調整に気を配り、その方に合った衣類等で快適に過ごせるように努めてまいります。
春秋園 ユニットスタッフ一同