令和3年1月 春秋園だより「入所利用者様の手作業クラブ」について

 新年あけましておめでとうございます。冬の寒さが身に染みる今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 今回は入所の利用者様に参加して頂いている手作業クラブについてご紹介したいと思います。

 クラブは月ごとにテーマを変え、手作業が好きな利用者様たちが週に二回集まり行っています。今回は十月と十一月に作成した紅葉のオブジェとクリスマスをイメージした壁画についてご紹介していきます。

作業の内容はハサミを用いて葉の形に紙を切って貼り付けたり、毛糸を巻いて飾りつけをしたりと細かい動作が多く、苦戦されている場面もみられました。作業時間は四十分程度と決して短くありませんが、集中し作業に取り組まれるため、時間が過ぎるのを早く感じる方が多いようです。また、完成した作品に対して

「綺麗だね」「どこに飾るの?」など質問がありました。

受付に飾ることを伝えると、「家族にも見てもらえて嬉しい」と喜ばれているご様子でした。

 コロナの影響もあり面会や外出の機会が減ってしまい、入所の利用者様は季節の移り変わりや日々の刺激を感じづらい状況かと思われます。その中でリハビリの一環として手作業を通じ、楽しく意欲的に過ごして頂く機会を提供できればと考えています。残念ながら現在はコロナだけではなくインフルエンザも蔓延する時期となりました。そのため一二月より一時的に中止していますが、感染が落ち着いた際には再開できればと考えています。

(春秋園リハビリスタッフ一同)