今回は当施設において、リハビリがどのような形で在宅生活へ向けての役割を担っているか、ご紹介させて頂きます。
病気や怪我で入院し、病院でのリハビリ後、すぐに在宅へ戻ることが不安な方が、入所して在宅復帰を目指す印象をお持ちの方が多いかと思います。
しかし現実には、完全に在宅へ戻ることが難しいケースが多々あります。
そのため、完全に在宅へ戻るのではなく、老健を一つの架け橋として生活を続けるケースもあります。
例えば体力の衰えにより在宅生活の継続が難しくなり、入所して集中的にリハビリを行うことで、再度必要な体力を取り戻すケース。
またご家族様の都合や季節柄、数カ月単位で入所と在宅を行き来されている方もいらっしゃいます。予め入所と在宅期間が分かっていることで計画性が図られ、ご家族様の精神的負担を軽減しつつ利用者様も安心して目的意識を持ちながらリハビリに臨む事ができます。
リハビリでは、在宅を想定し、介助方法の指導、家屋訪問や外出訓練による自宅環境の調整や生活動作の再確認等の取り組みも行っています。
例えば自宅が2階で階段を昇り降りする必要がある方に対し、手すりがどちらにあるのか、段差はどの位の高さなのか等、実際の生活環境を考慮しながら練習を行います。
ご不明な点がございましたら気軽にお声かけ下さい。
(春秋園リハビリスタッフ一同)