高齢化社会における当院の展望

　このたび院長に推挙されました佐藤　攻です。当院は種子田理事長が率いる常仁会グループの新潟支部である白美会（当院、西蒲メディカルセンター病院、さくらクリニック、さくら苑、白根ヴィラガーデン、槙の里）の一組織であります。常仁会グループのモットーは3つのS、すなわちSlim、Speedy、Simpleであります。この大方針に沿って当院は発展して参りました。長年に渡る療養医療の蓄積から、現在では新潟県において最高度の療養医療を提供できる体制となっております。患者家族の皆様にとりましても安心していただける環境が完成しております。当院は、医師、看護、介護、薬剤部、栄養管理、リハビリ、ケアマネジャー、医療事務スタッフなど極めて充実した陣容で運営されています。

　いわゆる団塊の世代が後期高齢者となります。急性期病院だけでは対応しきれない患者さんが増加すると予想されます。当院はこのような事態にも十分対応できる能力を蓄えてきました。神経難病の終末期、脳卒中の重度後遺症、認知症の終末期、がんの終末期、呼吸器や消化器疾患の在宅医療困難など、あらゆる高齢者医療に対応して参りました。近隣の開業医院とも密接に連携しており、ますます地域医療にも貢献する所存でおります。 挨拶の最後に当院のモットーを申し上げます。常仁会グループの3つのSに合わせて患者様に対しては、Slow、Steady、Safeの気持ちで高齢者医療に少しでも貢献できるよう、職員一同研鑽してまいります。