新人教育プログラムについて

私たちは技術と知識、そして「やさしさ」を育む教育プログラムで応援します。新人教育からキャリア開発まで、プロとしての看護能力を養成する教育システムを充実させて、あなたの未来を積極的にサポートしています。

教育方針

寄り添いたいという気持ちと、思いやりの心を持ち、患者様・ご家族様のご要望に沿った看護ができるやさしい看護師を目指します。

当院の新人看護教育

新人看護師の教育制度を「白美会」にちなんで「WBNSS（ホワイト・ビューティ・ナース・サポート・システム）」と名付けております。

WBNSSとは新人看護師が安全に看護を提供できることを目的に、段階を踏んで確実に知識・技術を習得したことを確認して、次の行為に自信を持って進めるためのシステムです。主に、エルダー・メンター等の役割を担った看護教育者が指導にあたりますが、看護管理・監督職を含め、全てのスタッフが関わることが基本となります。

「新人看護師スケジュールパス」を基本に新人看護師の技術等の実施指導および到達目標の到達状況を定期的に評価していきます。教育担当者が指導にあたりますが、師長・主任も含め、全てのスタッフが新人看護師の教育・指導に関わることが基本となります。

WBNSS組織図

新人看護師１人に対し、担当のエルダー・メンターを配置してチームとします。それを教育担当者を中心に病棟全体で支えていきます。

エルダー

エルダーは「お兄さん」「お姉さん」という意味で、主に２～３年目の看護師が担います。
　≪役割≫
　・精神的支援
　・他のスタッフとの調整役
　・スケジュールパスを一緒に進めていく
　・一緒に技術の練習

メンター

メンターは「師匠」という意味で、看護経験３年以上の看護師が担い、知識や技術の指導を主に行い、かつ精神的支援を行います。
　≪役割≫
　・チームの中心。教育担当者とのパイプ役
　・基礎看護技術研修の企画を行う
　・教育担当者と共に、知識や技術の指導

教育担当者

教育担当者は５年以上の看護師が担い、WBNSSの指揮者、集合研修の企画などを行っていきます。
　≪役割≫
　・到達状況の確認、評価
　・集合研修の企画
　・メンターやエルダーが基準、手順、OJTなどに基づき指導しているか確認
　・安全にケアできるよう業務や受け持ち患者の検討

師長・主任

師長・主任はWBNSSの責任者で、基準・手順を守って実践が行われているかの把握。新人看護師の現在の知識・技術習得状況にあった業務分担が行われているかを把握し調整します。

評価方法

①ポートフォリオ
②役割別評価（新人看護師評価表）
③基礎看護技術到達チェック表・進行チェック表
④看護職員として必要な基本的姿勢と態度についての到達目標、管理的衛生面についての到達目標

ポートフォリオ

新人看護師の日々の成長を残す評価方法としてPositive Feedbackを基本とする評価方法を導入しています。「何ができ、何が課題か」を明確に示すことを目的とし、一人の専門職としての成長や動機付けにも効果的です。