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帯状疱疹ワクチン接種について
帯状疱疹とは
帯状疱疹とは、水ぼうそうと同じように水痘・帯状疱疹ウイルスを原因として発症する病気です。
はじめて水痘帯状疱疹ウイルスに感染したときは水ぼうそうになりますが、水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内の神経節に潜んでおり、加齢やストレス、過労などが引き金となり潜んでいたウイルスが再び活動を始め、帯状疱疹として発症することがあります。はじめは皮膚がピリピリするような痛みを感じ、時間の経過とともに赤みや水ぶくれなどの皮膚症状が現れます。
50歳代から70歳代に多くみられますが、若い人にも発症することもあります。通常、帯状疱疹は皮膚症状が治ると痛みも消えますが、痛みが持続する『帯状疱疹後神経痛』となることがあります。また、痛みは長期的に続くこともあります。
帯状疱疹ワクチン接種について
帯状疱疹ワクチンは、現在2種類あり効果や費用など違いがありますが当院ではシングリックスワクチンを接種することができます。
不活化ワクチン 商品名:「シングリックス」
生ワクチンに比べると、注射部位の痛みや発赤、腫れなどの副反応が多く出ると言われますが予防効果が高く、効果の持続も10年程度見込まれます。
接種費用など
・接種費用は1回22,000円(税込)、2ヶ月後の2回目接種と合わせて44,000円(税込)です。
・対象年齢は50歳以上となります。
※自治体により公費負担で受けられます。詳細は各自治体のホームページをご覧ください。
接種予約について
接種は予約制となります。
【申込方法】病院1階受付窓口またはお電話(TEL:0256-72-3111)にてお申し出ください。【予約受付時間】平日9時00分~17時00分 ※土、日、祝日は受付不可
RSウイルスワクチン接種について
2024年1月に、RSウイルスワクチンである「アレックスビー」が発売になりました。これまでは大人に接種可能なRSウイルスワクチンはなく、RSウイルス感染症の予防は、マスクの着用や手洗いなどの基本的な感染対策が中心でしたが、今後60歳以上の方はアレックスビーの接種によって、感染を予防できる可能性があります。
RSウイルス感染症とは
RSウイルス感染症とは、一種の風邪症状によく似た症状となる感染症です。一般的には小児がよくかかる病気で何度も感染を繰り返します。発熱・鼻水・咳のようなかぜ症状で終わることがほとんどですが、重症化すると気管支炎や肺炎になってしまうこともあります。特に、生後6か月までの赤ちゃんが感染すると重症化しやすく、大人の場合も高齢者、慢性の基礎疾患(喘息・慢性閉塞性肺疾患・心疾患・糖尿病など)、免疫機能が低下した方は重症化のリスクが高く、重篤な転帰につながる可能性があり、日本は毎年60歳以上の成人でRSウイルス感染症によって63,000人の入院と4,500人の院内死亡が推定されています。
RSウイルスワクチン接種について
アレックスビーとは
アレックスビーは、60歳以上の方に使用するRSウイルス感染症のワクチンで、1回0.5mLを筋肉内に接種します。効果としてはワクチン接種後6〜7か月の追跡期間で、高齢者(60歳以上)のRSウイルスによる下気道感染を82.6%予防しました。
副反応としては筋肉注射のため、「注射を打った部位の痛み」が最も多く、赤くなったり腫れたりすることもあります。また、頭痛・疲労・関節痛・筋肉痛などの副反応を認めることがあります。
接種費用など
・接種費用は1回27,000円(税込)です。
・対象年齢は60歳以上となります。
接種予約について
接種は予約制となります。
【申込方法】病院1階受付窓口またはお電話(TEL:0256-72-3111)にてお申し出ください。【予約受付時間】平日9時00分~17時00分 ※土、日、祝日は受付不可
HPVワクチン接種について
ヒトパピローマウイルス(HPV)とは
ヒトパピローマウイルス(以下HPV)は性交渉により子宮に感染し、子宮頸がんや尖圭コンジローマ(性器まわりの尖ったイボ)の原因となるウイルスです。
すでに感染しているHPVを排除することはできませんが、感染前にワクチンを接種すれば、子宮頸がんを予防する効果があると言われています。
HPVワクチンについて
HPVワクチンは原則同じワクチンを3回接種する必要があります。当院では、9価ワクチンのシルガードを採用しております。
※すでに2価または4価ワクチンの接種歴がある場合は原則として同一ワクチンでの接種となりますが、交互接種も可能です。
子宮頸がんの原因は95%以上がHPV感染によるものとされており、HPV感染を予防することで子宮頸がんは減らすことができます。
シルガード9の有用性
子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(以下HPV)には様々な型が存在します。
子宮頸がんの原因となりやすい高リスク型HPVの中でも、特に重要なのが16型と18型です。この2つの型が子宮頸がんの原因となるHPV型の65.4%を占めています。公費での接種が認められている子宮頸がんワクチンは2価のサーバリックス、4価のガーダシル、9価のシルガードの3つで、いずれも16型と18型を予防する事ができます。
公費での接種について
小学校6年生~高校1年生の女子は、定期接種の対象であり公費での接種が可能です。
また、積極的勧奨を控えていたことにより接種の機会を逃した、誕生日が1997年4月2日~2006年4月1日で、過去にHPVワクチンを合計3回接種していない女性がキャッチアップ対象者として公費での無料接種ができます。
キャッチアップ対象者は2025年3月末までに3回のワクチン接種が必要であるため、2024年9月末までに1回目の接種を行う必要があります。
※定期接種の対象か不明の方はお住いの市町村へお問い合わせください。
接種費用など
・定期接種、キャッチアップ接種対象の方・・・・・・無料
・自費接種をご希望の方・・・・・・1回29,700円(税込)
・接種間隔・・・・・・・1回目の接種から2か月、2回目の接種から4か月の間隔を開けて接種
接種予約について
接種は予約制となります。
【申込方法】病院1階受付窓口またはお電話(TEL:0256-72-3111)にてお申し出ください。【予約受付時間】平日9時00分~17時00分 ※土、日、祝日は受付不可