教育委員会による研修内容
対象:新人入職
◎目的 看護チームの一員としての役割を認識する。 チームメンバーとしての職責を果たすために必要な能力を獲得する。
◎内容 新人研修(院内教育委員会) 新人看護研修(看護教育委員会)
対象:卒後1年
◎内容 症例発表
対象:3~5年
◎目的 プリセプターの役割を理解し、新人看護師の指導ができる。
◎内容 プリセプター研修(院内、院外)
対象:5年以降
◎目的 医療チームにおける自己の役割を認識する。 指導者層としての職責を果たすために必要な能力を獲得する。
◎内容 リーダーの役割を知る。 (院内、院外研修)
◎対象:10年前後
◎目的 看護部の方針と目標を理解し、看護単位の目標達成に向けた自己の役割を認識する。 看護師長、主任・副主任看護師の職務を果たすために必要な能力を習得する。
◎内容 主任・師長研修(指導者研修)
年間スケジュール
新人教育の年間スケジュール
月 |
内容 |
具体的内容 |
4月 |
1.病院の特徴を把握する
2.病棟の特徴を把握する
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- 病院オリエンテーション
- 看護方式
- 患者様に関するデータ
- 備品・消耗品の配置場所
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3.業務内容を把握する
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- 実際の看護実践を通して指導を行う新人チェックリストに基づいて行う(見学・指導者と実施・1人で実施)
- 時間配分(効率よく業務が行う為のアドバイス)処置・検査等抜かりがないようにする為のアドバイスを行う(1日の流れを紙に書き、持ち歩く等)
- 経管栄養の管理(Pegを含む)
- 各種チューブ交換
- 入退院の手続き
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4.受け持ち患者様病態を把握する |
- 患者様の病態について自己学習してもらい提出してもらう(不足していることは指導する)
- 申送時等、Drからの内服・点滴・検査に対して、なぜそういった指摘が出ているのか患者の病態に関連づけて理解するように助言する
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5.介護的業務が把握できる |
- オムツの装着方法、体位交換、入浴介助、移乗等
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5月 |
1.日勤業務が1人で行える |
- 日勤業務を1人で行う(ペアになっているスタッフが必ず確認する)
- 解らないことは単独で行わないよう指導する
- 定期的に話し合いの場を持つ(プリセプティーとプリセプター師長、主任)
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2.病棟での処置(IVH・Peg交換)の介助・看護が行える |
- 必要物品の準備が出来る
- 手順が理解できる(1.2.は看護基準・手順のファイルを使用し説明する)
- 患者様に対する処置の必要性・処置中及び処置後の看護が理解できる
- 継続した観察を行える
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3.担当患者様の看護計画の立案及び評価・修正ができる |
- 1週間以内に初期計画が立案できる(看護基準を参考にする)
- 評価・修正を行うことで、個々の患者様に応じたケアプランを立案できる
- 最初はプリセプターと共同で受け持つ
- 他のスタッフの看護計画にも目を通し、参考にする
- ファミリーカンファレンスにプリセプターと共に参加する
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4.早出・遅出業務を把握できる |
- 業務の流れを把握する
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6月 |
1.夜勤業務を把握できる |
- プリセプターと事前に夜勤内容について話し合っておく
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2.急変時の対応について把握できる |
- 夜勤中の患者様の急変・その他災害時の対応方法に対する指摘
- 急変時の勉強会に参加する
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3.レスピレーター使用時の看護を理解することができる |
- レスピレーターの組み立てが理解できる(プリセプターと共に実践できる、説明書を使用)
- レスピレーター使用時の看護について、自己学習をしてもらう(不足している所は指導する)
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4.モニター心電図の使用方法が理解できる |
- 付け方、記録、機械操作を実施できる
- 12誘導がとれる
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7月 |
☆3ヶ月評価
1.夜勤業務ができる |
- 初回は見習いで流れを把握する
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8月∼9月 |
☆3ヶ月評価
2.経験できていない項目をチェックし、経験できるようにする(新人チェックリストの項目 |
- チームの処置・検査でも実施できるようにグループのリーダーやプリセプターに相談し、実施できるようにする
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10月 |
☆6ヶ月評価 |
- 半年間で得た事、反省点等を話し合う事で、自己の振り返りができる
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11月∼2月 |
1.実際の看護実践を通して知識・技術の向上が図れる |
- 疑問点・理解できない事は、その都度自己学習し知識を身につけることができる
- 検査・処置に積極的に参加する事ができ、自分の介助に対する振り返りができる
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3月 |
☆1年評価 |
- 1年間の反省点等を話し合う事で、自己の振り返りができ来年度につなげる事ができる
- 2年目の目標設定
- 1年目症例発表をする
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※配属先や個人の進捗により、スケジュール変更となる場合があります。