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令和元年より当院の院長として勤務しております窪田正幸です。それまでは、小児外科分野で40年間小児の外科治療を担当してきました。小児外科は、脳神経外科、心臓血管外科以外の小児外科疾患を対象とするため、鼠経ヘルニア、虫垂炎などの他に、肝胆道疾患、胸部器疾患、泌尿器疾患、小児腫瘍と幅広い外科治療を行ってきました。輸液・栄養・代謝も小児外科の大きな柱です。これらの知識は、現在の成人慢性期医療を行う上で、大きな財産となっています。
当院は慢性期療養型病院ですが、人工呼吸器や腹膜透析管理の必要な患者様も受け入れ、多彩な患者様の医療ニーズに応えられる地域密着型病院へと努力しています。また、小人数ですが、小児の短期療養入院も受け入れています。診療にあたっては、紹介先総合病院と密接な病病連携を戴き、急変時の迅速な対応を心がけています。
外来は、月曜から金曜までの終日、土曜日は午前中のみですが、内科の他に、小児科、漢方外来も開設しています。漢方治療は、西洋医療のカバーしにくい冷え、めまい、耳鳴り、倦怠感、下肢のむくみや関節痛、慢性頭痛などの分野にも有効で、お悩みの症状をお持ちの方は、お気軽にご相談戴ければと思います。
コロナ禍で長期入院患者様のご面会をお断りさせていただいている状況ですが、ワクチン接種の普及に伴い、徐々に緩和できる方向性を検討しています。地域病院としてよりよい役割をはたせるよう、職員一同鋭意努力しています。地域の皆様の温かいご支援を戴ければと願っております。
令和3年10月
小倉南メディカルケア病院 病院長 窪田正幸